ゲームで見えてくる株式市場の歴史(実際のお金は使わずに)
更新日: · StockPetsチーム
ひとことで言うと
StockPetsでは、初心者でも1996年1月から約30年分の米国株式市場の歴史を、仮想コインで1か月ずつ体験できます。お金の増やし方を教えたり、何かを予測したりするゲームではありません。そのかわり、待つこと、作物を畑に分けること、下落と回復、上場廃止のリスクを、気負わずにのんびり味わえます。
ゲームで本当に株式市場のことがわかる?
「わかる」の意味しだいです。ゲームは何を買うべきかを教えられませんし、StockPetsもそれをしようとはしません。投資のアドバイスはしませんし、お金の増やし方を示すとうたうこともなく、過去のリターンが未来を予測するとほのめかすこともありません。
ゲームにできるのは、本来なら読むだけで終わってしまうことを体験させることです。チャートは何十年もの時間を1枚の絵に縮めてしまいます。StockPetsでは、その何十年を1か月ずつ過ごします。そばにはペットがいて、農場の作物は米国株の過去の株価に沿って育ちます。チャートで長い下落を眺めることと、それを1ターンずつ乗り越えていくことの違い。それこそがこのゲームのポイントです。
初心者がStockPetsから得られることは?
| 体験できること | ゲームでの表れ方 |
|---|---|
| 時間と忍耐 | 1ターン=1か月。最初の1年が過ぎると、カレンダーは8時間ごとに補充 |
| 分けて持つ | いくつもの畑に、それぞれ別々に動く作物 |
| 下落と回復 | 2000〜2002年の崩壊、2008年、2020年を1か月ずつ乗り越える |
| 上場廃止のリスク | 上場廃止になった企業の作物は枯れ、ゲーム内の価値はゼロに |
| 見えるのは過去だけ | 価格の推移は現在のゲーム内の月までしか表示されない |
| 気持ちの面 | 市場のお天気、ペットの見た目、今月の思い出 |
いちばん大事な材料は時間
1ターンは1か月です。最初の12か月は好きなだけ速く進められますが、その後はカレンダーが8時間ごとに1枚補充され、最大3枚まで持てます。このリズムそのものが、さりげない学びになっています。つらい時期を早送りすることも、いい時期を急かすこともできません。
そのぶん、時間との付き合い方が現実の暮らしに近く感じられます。30年は、1か月ずつ過ごすととても長い時間です。チャートでは決して伝わらない形で、ゲームはそれを実感させてくれます。うれしいことに、留守のあいだに何かが傷むことはないので、待つことで失うのは待つ時間だけです。
大きな賭けをひとつより、いくつもの畑
農場は畑3つから始まり、最大11まで広げられます。畑ごとに違う作物を植え、作物ごとに違う企業の価格に沿って育ちます。続けているうちに、作物がそろって同じように動くことはめったにないと気づくはずです。ある月はひとつの畑が絶好調でも、別の月にはその畑が全体の足を引っぱっている、ということもあります。
市場のお天気は、これを目に見えるようにしてくれます。ある月の作物全体の平均の動きが±3.5%を超えると表示されるのです。個々の作物と平均を並べて見ることは、「分散」という言葉の意味を手で触れるように理解できるシンプルな方法です。ゲームは戦略をすすめているわけではなく、組み合わせがどうふるまうかを見せているだけです。
下落と回復は、内側から見るとまるで違う
1996年から始めると、1990年代後半のインターネットブーム、2000〜2002年の崩壊、2008年の金融危機、2010年代の長い回復、そして2020年の急落と反発を経験することになります。それについて読むのと、作物が縮んでいくなかで毎月カレンダーをめくり続けるのとは、まったく別のことです。
StockPetsはこれを、罰ではなくお世話の形でやわらげています。損失が出ると、大人になったペットが「ボサボサ」や「レインコート」の見た目になることはありますが、市場の損失でペットが死んでしまうことはありません。だからこそ、下落のあいだに自分がどう感じるかを、おだやかに見つめられる場所になっています。くわしくはペットの成長をご覧ください。
企業は消えることがある
StockPetsでは、農場の企業が上場廃止になると、その作物は枯れ、ゲーム内の価値はゼロになります。上場廃止が買収や合併によるものでも同じです。現実では買収された企業の株主が現金や株式を受け取ることもあるので、これは現実より厳しいルールです。ゲームもそれをはっきり伝えています。リスクをシンプルに、記憶に残るものにするための意図的なルールなのです。
アーカイブ全体には800社以上の企業があり、年を追うごとにリストに加わる企業も増えていきます。企業が現れ、ときには消えていくのを見ることは、市場がどう移り変わるかをこのゲームがもっともはっきり見せてくれることのひとつです。現実の世界でふつう何が起こるのかは、上場廃止になるとどうなるかのガイドで解説しています。
見えるのは、いつも過去だけ
各タネに表示されるのは「これまでの価格の推移」だけで、この先の月は決して見えません。未来の大まかな流れはなんとなく覚えていても、細かいところまではわかりません。これは「後知恵バイアス」を実感するのにぴったりです。その瞬間には、歴史の本で読むほど明らかなことなど何もないのです。この点に興味があれば、1996年に戻るでたっぷり紹介しています。
市場を見守るときの気持ちの面
このゲームは、おだやかに遊べるように作られています。毎月、小さな暮らしのイベントがあり(窓辺のハト、初雪、ココア、ホタルなど)、部屋とペットと農場の思い出がアルバムに保存されます。そうした小さな日常のひとこまが市場のお天気のすぐ隣にあることで、嵐のような月も少し引いた目で見られるようになります。
StockPetsが教えないこと
限界についても正直にお伝えしておきます。StockPetsは歴史を題材にしたゲームで、取引ツールではありません。
- コインは仮想のもので、入金・出金したり、お金や景品と交換したりすることはできません。
- 実際の取引、現金配当、税金、手数料はありません。
- 価格は株式分割のみ調整した月末終値で、各企業は記録のある最初の月を100コインとしてスタートします。価格と株式分割のしくみをご覧ください。
- 投資のアドバイスではなく、過去のリターンは未来を予測しません。
- リアルタイムの価格には連動せず、過去の月を1ターンずつたどっていきます。
こうした限界があるからこそ、はじめの一歩としてうまく機能します。実際の株取引ではなく仮想コインを使うので、あなたの選択は農場の物語とペットの大人になった姿を形づくります。何かを選び、ゲーム内の数年をそのまま過ごしてどうなるかを見届け、そのときの気持ちをふり返ることができます。新しく始めたくなったら、設定の「最初からやり直す」で新しい旅を始められ、「記録を書き出す」で終えたばかりの旅のコピーを残しておけます。
よくある質問
StockPetsは株式投資の初心者に向いていますか?
StockPetsは、何十年分もの実際の米国株式市場の歴史を、仮想コインでのんびり体験できるゲームです。講座でも投資のアドバイスでもありませんが、初心者でも待つこと、下落、上場廃止のリスクなどを身をもって感じられます。
StockPetsは実際の株式市場のデータを使っていますか?
はい。タネは株式分割を調整した米国株の過去の月末終値に沿って育ち、各企業は記録のある最初の月を100コインとしています。
StockPetsで遊んで実際のお金を失うことはありますか?
実際の株は取引されません。ゲーム内で投資に使うコインは仮想のもので、入金・出金したり、現金と交換したりすることはできません。
StockPetsで遊べば投資がうまくなりますか?
StockPetsはそれを約束しませんし、過去のリターンが未来を予測すると示すこともありません。市場の歴史を体験するためのゲームで、お金を増やす方法を教えるものではありません。
StockPetsではどんな市場の出来事を経験しますか?
1996年から始まり、1990年代後半のインターネットブーム、2000〜2002年の崩壊、2008年の金融危機、2010年代の回復、2020年のパンデミックによる急落と反発を経験します。
StockPetsは仮想コインのみを使うゲームです。このページの内容は投資助言ではなく、過去の価格変動は将来の結果を予測するものではありません。